オーパス・ワン
温暖で乾燥した冬が終わると、3月には萌芽期にちょうど間に合うかのように潤沢な降雨に恵まれ、これからの成育期に十分な水が確保できました。
母なる自然はその後も力を添えてくれ、穏やかな気温と豊かな日照に特徴づけられる素晴らしい成育期をもたらし、ナパヴァレーでは最高のヴィンテージとなりました。
収穫時の果実は、深みのある風味と層をなす複雑味、素晴らしいストラクチャーを持ち、オークヴィルの自社畑らしいスタイルを達成。
収穫は、明るく躍動的な風味を維持するために、赤い果実の成熟度を目安に9月21日から始まりました。
細心の注意を払い、入念な管理のもとにぶどうは搬入され、10月20日に終了するまで均一なペースで続けられました。
2012年のオーパス・ワンは、フレッシュな濃い果実のアロマを呈し、かすかに森の下草や黒鉛のニュアンスがアクセントとして感じられます。丸みを帯びた まろやかな舌触りとサテンのようなきめ細やかなタンニンが、カシス、ブラックベリー、ブラックチェリーといったクラッシックな風味を包み込みます。
洗練され、熟成のポテンシャルを秘めたこのワインは、生き生きとした酸としっかりとしたストラクチャーを後味に感じさせると同時に、長い余韻も魅力的です。
発酵およびマセレーションの期間中、各ロットは平均18日間のスキンコンタクトを行い、
その後18か月にわたってフレンチオークの新樽で熟成させました。
リリースの1年半前に瓶詰されたオーパス・ワン2012年は、カベルネ・ソーヴィニョン79%、カベルネ・フラン7%、プティ・ヴェルド6%、メルロー6%、マルベック2%のブレンドで構成されています。